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中国、月面に水が存在することを確認
月探査機「嫦娥5号」が採取した岩石には
確かにH2Oが存在していると、
中国の科学者が発表

China confirms water on the Moon
H2O is indeed present in the rocks gathered by the Chang'e-5
lunar lander, Chinese scientists have said

RT
June 15 2022

翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年6月16日


中国、月面に水が存在することを確認
月面でサンプルを採取する月探査機「嫦娥5号」。AFP / 中国国家宇宙局(CNSA) © AFP / China's National Space Administration (CNSA)


本文

 月探査機「嫦娥5号」が月面で採取した岩石に水が存在する可能性があることが、地球での検査で確認されたと中国の科学者が発表した。

 この研究結果は、今週、雑誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された論文で発表された。

 月着陸船は2020年12月に月に着陸し、レゴリスと呼ばれる約1.7キログラム(3.5ポンド以上)の岩石と月の土を採取した。

 また、搭載された機器を使用して、採取したサンプルの化学組成を測定した。

 このデータから、中国の研究者は、月の岩石には水の分子が約120ppm、その他の岩石には180ppm存在する可能性があると示唆した。

 今回、中国科学院のチームは、嫦娥5号が地球に持ち帰った貨物を直接調査し、サンプルに水が存在することを確認した。

 科学者たちが分析した土壌は、月の基準からしても比較的乾燥しており、水のレベルは28.5ppmであることが判明した。

 しかし、アパタイトという鉱物が179ppmの水を含んでいることがわかり、これは以前の予想と一致した。

 望遠鏡や衛星による観測から、月面に水が存在し、岩石の中に水酸基やH20が含まれているのではないかと考えられてきた。

 将来、地球の衛星に植民する宇宙飛行士や宇宙飛行士が、環境から酸素分子と水素を取り出し、自分たちのために水と純粋な酸素を生産できるようになることが期待されている。