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恒大集団(Evergrande)危機が中国の
住宅市場に与える影響は未知数:高官
  GT Sep 15 2021

翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年9月22日
 
 
本文

 不動産大手の恒大集団(Evergrande)の流動性危機が中国の不動産市場に与える影響はまだわからないと、国家統計局(NBS)の高官は15日に述べ、不動産業界に波及しないようにすることを誓った。

 NBSの報道官であるFu Linghui氏は記者会見で、中国の一部の不動産開発業者は事業全体で課題に直面しているが、業界全体の発展への影響についてはさらなる観察が必要であると述べた。

 また、傅氏は、「住宅は投機ではなく生活のためのものである」という原則のもと、各地の規制当局が住宅価格や地価、期待値の安定を図っていることから、国内の不動産業界の運営はおおむね安定していると述べた。

 傅氏によると、2021年1~8月の中国の不動産販売額は、2年平均で5.9%の伸びを記録し、1~7月に比べて1.1ポイント減少した。また、商業用不動産の販売額は、2年平均で11.7%の伸びを示した。

 不動産開発投資も基本的に安定しており、公式データによると、1月から8月までの2年間の平均成長率は7.7%であった