エントランスへはここをクリック   

シリアにおける米国の空爆に伴い、
多数の子どもの死亡が確認される

死傷者は、ISISの指導者が 「戦場から連れ去られた」
町での「激しい暴力」の結果である
  Children’s deaths confirmed following US raid in Syria
The casualties are a result of “heavy violence”
in the town where an ISIS leader was “taken off the battlefield”

RT  2022年2月3日

ドイツ語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年2月5日
 

シリアにおける米国の空爆に伴い、子どもの死亡が確認される
シリア・イドリブ県アトメ、2022年2月3日。© AP / Ghaith Alsayed

 
本文

 シリアのアトメ村で、少なくとも6人の子どもが死亡し、1人が重傷を負った。「イスラム国」(IS、旧ISIS)の指導者アブ・イブラヒム・アル・ハシミ・アル・クレイシが、木曜日にジョー・バイデン米大統領によって「戦場から離脱した」と発表されたとおりである。

 「ユニセフは、シリア北西部の国境の町アトメで、激しい暴力により、一晩で少なくとも6人の子どもが死亡し、1人の少女が重傷を負ったことを確認した」と声明で述べた。

 報道に言及し、ユニセフは 「民間人が住む地域が深刻な被害を受けた」と付け加えた。

 AFPとAxiosが引用した米政府関係者によると、アル・クレイシは米軍の襲撃中に自爆で自爆した。この爆発で、彼と女性や子供を含む彼の家族のメンバーが死亡したという。

 米大統領の発表は、米国防総省が真夜中の「テロ対策作戦」を確認した数時間後に行われ、アトメの民家が標的にされた。地元住民はAP通信に、複数のヘリコプターが関与し、爆発音と機関銃の射撃音が聞こえたと語った。

 シリアのメディアは、子ども6人を含む13人が死亡したと伝え、襲撃後、がれきの下に残っている人もいるため、犠牲者はさらに増える見通しという。しかし、バイデン氏の発言にも米軍の発言にも、民間人が犠牲になったという言葉はない。

 アルクレイシは、2019年10月に殺害された創設者アブバクル・アルバグダディの死後、「イスラム国」の指導者となった。