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クレムリン、ブルームバーグの
「侵略」警告に反応
ブルームバーグの「ロシアがウクライナに
「侵攻」という虚偽の記事は、モスクワで
冷ややかに受け止められる

 Kremlin responds to Bloomberg ‘invasion’ alert
Bloomberg’s false ‘Russia invades Ukraine’
story gets frosty reception in Moscow.

RT  2022年2月5日

翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年2月6日
 

クレムリン、ブルームバーグの「侵略」警告に反応
イラスト:©SOPA Images/Getty Images


本文

 ブルームバーグの「ロシアがウクライナに侵攻」という失態は、「ワシントンやロンドン、その他のヨーロッパの首都から発せられる無数の攻撃的な声明によって引き起こされる(緊張の)危険性を完全に示している」と、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は土曜日に述べた。

 「異様な緊張の雰囲気がもたらす結果を示すものだ」と同報道官はRIAノーボスチ紙に語った。また、このような発表がいかに "取り返しのつかないダメージ "につながるかを示す例となると警告した。

 「フェイクニュース』の代わりに「ブルームバーグ・ニュース』と言えばいいのだろうが、(状況を考えれば)それは理にかなっている」とペスコフ氏は付け加えた。

 ニューヨークを拠点とするビジネス通信社は、金曜日に「ロシアがウクライナに侵攻する」という見出しをウェブサイトに掲載した。この警句は、ブルームバーグが削除するまでの約30分間、掲載されたという。

 同通信はその後、「多くのシナリオ」を想定して見出しを用意しており、この特別なフレーズは誤って掲載されたと説明した。「われわれはこの誤りを深く反省している」とブルームバーグは述べている。

 ブルームバーグは、昨年秋にウクライナの国境近くにロシア軍が増強され、ロシアが侵攻する可能性があると報じた西側通信社数社のうちの1社である。モスクワは長い間、隣国を攻撃する意図があるとの非難を拒否してきた。