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2021年総選挙


各政党の重要政策の立ち位置比較

青山貞一・池田こみち 
独立系メディア E-wave Tokyo 共同代表

 


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 以下は総選挙に参加した主要政党の主要政策に対するスタンスです。連合は政党ではありませんが、参考のため入れました。また政策の最後にある反共は党に対する基本姿勢を示します。

、なお、スタンスは青山の評価なので、実際とは少し異なる可能性があります。   
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 こうしてみてくると、維新は自民とほぼ同じ、国民もそれに準ずる、さらに寄り合い所帯で反共の連合は、たとえばトヨタが今後連合を抜けだし、資本・経営母体と一体となり、より新自由主義を推し進めるとともに、輸出が多いことから消費増税に向う可能性があります。電力労連、電気労連はもともと原発再稼働、新増設に賛成のが立場です。
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 このように今回の総選挙で連合票が国民だけでなく、維新に大きく流れたことが推定できます。
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出典:青山貞一・池田こみち 2021-11-6

政党凡例1
立民:立憲民主党
共産:日本共産党
英和:れいわ新選組
社民:社会民主党
維新:日本維新の党
国民:国民民主党
自民:自由民主党
公明:公明党
連合:日本労働組合総連合会
党名右の数字は総選挙後の獲得議席

政策凡例2
脱原(脱原発)
改憲(健保改正)
消減(消費税減税)
辺野(辺野古基地建設中止)
新自(新自由主義経済)
反共(共産党へのスタンス)

判例3
◎ 強く支持
〇 支持
▽ 不明確
× 不支持

      脱原  改憲  消減  辺野  新自  (反共)

立民  96  〇   ×   〇    ×   ×   ×
共産  10  ◎   ×   〇    ×   ×   ×
令和   3   ◎   ×   ◎    ×   ×   ×
社民   1   ◎   ×   〇    ×   ×   ×

維新  41   ×   ◎   ▽   ◎   ◎   ◎
国民  11   ▽   〇   〇    ▽   ▽   ◎

自民  261  ×   ◎    ▽    ◎    ◎   ◎
公明   32   ▽   ▽    ▽    ◎   ▽
   ◎

連合  -   ▽   ▽    ▽   ▽   ▽   ◎


 上記結果を見ると、国民の70%以上が脱原発を望むのに与党だけでなく、維新、国民、さらに連合が原発の再稼働や新増設を容認している実態は非常に違和感がある。また政策ではないが、選挙前から意図的にマスコミを利用しすすめられた反共産党の誹謗、プロパガンダは、与党だけでなく野党を含め全議席の74%が支持している。

 これはまさに第二次世界大戦直後の米国におけるマッカーシズムではないか?

 現在は、英、仏、独、西、葡、NZなど西側主要国を含め107ヵ国が社会主義労働者インターに参加している。メディアが与党の先棒を担いだり一体となって現在の日本のおとなしい「共産党」を誹謗中傷するのは言語道断の戦前回帰である! さらに本来労働者の味方であるはずの「連合」が反共の急先鋒となっている現実には驚嘆するほかはない。

 もとよりトヨタなど日本の経団連傘下の大企業や傘下以外の多くの企業は、安い賃金の労働を求め、こぞって中国に進出している。一節には1万4千社以上と言われている。日本の共産党嫌いのトヨタ労組や連合は、この現実をどう説明するのか?

総選挙2021 見えてきた課題 WeN20211106
 デモクラシータイムズ 


 その後の情報です。



 上記については、チャンネル桜の最新号で、前自民党議員の安藤裕氏が明言している。