【予測結果の検証】
シミュレーション結果を検証するため、1998年11月、広域最終処分場周辺の5地点で土壌のサンプリング調査を行い、土壌中のダイオキシン類濃度を分析したその結果を右図に示した。
数値は、処分場の外周部のハイキングコース近くで293.7pg-TEQ/gの高濃度が検出されたのをはじめ、玉の内地区の田島画家の自宅裏の梅林で112.8pg-TEQ/g、処分場から1400メートル離れた中西氏の自宅裏庭でも15.3pg-TEQ/gが検出された。
ダイオキシン類の同族体を定性分析した結果、いずれも同じパターンとなっており、検出されたデータが処分場から飛散したダイオキシン類であることが確認された。
土壌中ダイオキシン類の同族体パターン
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上図の点線枠内は、上図における3次元流体シミュレーションの範囲を示している。
【提案】
従来の環境アセスメントや生活環境影響調査では、ここに提案した有害化学物質の場外飛散はまったくふくまれていません。また建設後のダイオキシン類、重金属類などの飛散についてもほとんど調査がなされていません。
環境総合研究所では、ここに示した内容の調査を提案します。ご活用下さい。
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