読売新聞中部版 2003年1月21日
  
◆津島の産廃焼却施設周辺
基準3倍超すダイオキシン


 愛知県津島市の住民グループ「海部農業と暮らしを守る会」(吉川三津子会長)は20日、同市内の産業廃棄物焼却施設周辺で採取したマツの葉から、環境基準の3倍を上回るダイオキシンが検出されたと、発表した。焼却炉の半径300メートル内にある13か所のクロマツの葉を採取してカナダの研究機関で分析した結果、気濃度に換算すると、1立方メートル中1.9ピコグラムと、環境基準の0.6ピコグラムを上回るダイオキシンが検出されたとしている。