2002年6月11日 長崎新聞【佐世保版】 ■ダイオキシン測定で報告会 グリーンコープ生協長崎 |
【佐世保】
グリーンコープ生活協同組合長崎(本部長崎市中里町、後藤典子理事長)が2001年度に県内30ヶ所で実施したクロマツの葉のダイオキシン測定の調査報告会が10日、佐世保市三浦町のアルカスSASEBOであった。
同生協は、組合活動の一環として、環境問題に取り組んでいる。三年前から生活の中でダイオキシンに関心をもってもらおうと、長崎、県央、佐世保の各地区10ヶ所の計30ヶ所で、クロマツの葉を採取、ダイオキシンの吸収状況を調査した。
報告会では、調査にあたった環境政策専門のシンクタンク環境総合研究所(東京都)の池田こみち副所長が、ダイオキシンの濃度は、佐世保で0.60ピコグラムから0.44ピコグラムまで下がるなど、いずれの地区でも国の安全基準とされる0.6ピコグラムを下回っていたことを明らかにした。
同生協は、ダイオキシン濃度が改善している理由として、国の焼却炉等に対するダイオキシン類排出基準が今年12月から厳しくなることで「自治体が対策を強め始めたことがあるのでは」としている。
同生協は、この結果を県などに提出、一層のダイオキシン対策を求めていくことにしている。
写真:グリーンコープ生協が開いたダイオキシン測定結果報告会佐世保三浦町、アルカスSASEBO
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注)上記記事には2ヶ所重大な間違いがありましたので、事務局の判断で訂正してあります。
@国の安全基準とされる1.0ピコグラム → 0.6 に訂正
A国の環境基準が今年12月から厳しくなる → 国の(焼却炉等に対
するダイオキシン類)排出基準 に訂正
事務局:池田こみち